ふるよにの箱の「アレ」をよに友と一緒に解読してみた<後編>

■前置き

みなさんこんにちは。ikariです。

今日は、前回の記事の続きになります。


前回記事↓

ふるよにの箱の「アレ」をよに友と一緒に解読してみた<前編>


この記事の投稿予告をしたところ、

思いの外、模様についての話題でTwitterのタイムラインが賑わいました。

なんだか嬉しかったですね。


それと同時に、既に話題になっていたということも知ることができました。

リサーチ不足で申し訳ありません。


とはいえ、既に書いてあった前編記事をボツにするのもかなしいので、

二番煎じですが記事を公開することとしました。

(「需要あると思うよ!」とか「考察の過程が気になる」「後編が楽しみ」というお声もいただき、とっても嬉しかったです。ありがとうございます。)



解読の過程や紆余曲折も含めて、

後編の記事をお届けしていきたいと思います。


それでは参りましょう!


ふるよにの箱の「アレ」を

よに友と一緒に解読してみた<後編>


■後編の本題

はてさて、前回は左右の文字がそれぞれ「仄佳=ホノカ」「虚路=ウツロ」と読めた、という話までを致しました。

後編はこちらです。




よに友と一緒に本腰を入れて解読作業をする前の私の予想は、2つありました。


①「ウツロ」「ホノカ」と来たのだから、漢字はわからないけど「カナヱ」なんじゃないか


私はふるよにのバックボーンについて、不勉強ながらそこまで詳しくはないのですが、

最古の三柱をウツロ・ホノカ・カナヱと思い込んでいたので、

順当に行けばカナヱなんじゃないかなーと思ったのです。


この模様の下の字、「」に似てるなーとも思って、カナヱの「ヱ」は「衛」という字を当てるのではないか?と予想をつけ、その字の旧字体や中国語表記を漁ったりもしました。

(まぁそんな字は見つからなかったんですが)

右側はともかく、ちょっと似てない?

しかし、この予想をよに友に話したところ、

よに友「最古の三柱って、ホノカでなくヲウカでは?

という正しい指摘により、「じゃあ違うかー」となったのです。

また、「これは2字じゃなくて、普通に独立していて4字の言葉なんじゃないか」とよに友は予想。



その後、よに友が閃いたようで、検索を始めました。

すると程なくして、

よに友「あった。コレ、たぶん 篆書(てんしょたい)だ」


篆書体サンプル
https://picstamp.net/?mode=f2
からキャプチャ

ikari「すごい!コレだ!そっくり!」

解読に向けて、イケそうな雰囲気がしてきた瞬間でした。


さらに、

よに友「具体例で見てみたんだけど、この左下のマーク、氵(さんずい)だと思うんだよ」


右の字は「沿」の篆書体


ikari「ほんとだ、ぎょうにんべんだと思ってたけど、さんずいだ…!」


ここで、第2の予想を立てました。

②左下が「氵」ということは、「桜花決闘」なのではないか


今となっては全然そう見えないけど
この時点では「きっと”桜花決闘”だ!」と
本気で思っていた


ikari「左下が氵なら、桜花決闘だと思うんだけどな〜」

よに友「あ、もう確定した感じ?違うと思うけどな」

ikari「そう?じゃあ納得いくまで考えてみようか」


ここから、篆書体変換ツールや篆書体一覧などを駆使した解読作業が始まります。


ikariは、

刻印されている形のほうから推察し、予想の字を変換ツールにぶち込んで調べていく方法を取りました。


「而」じゃないよな…
「手」?「雨」?「啄」の右側っぽい?
あ、もしかして「双掌繚乱」とかかな?!
でも、パーツが違いすぎるよなぁ…
変換ツールに入れても、どうやら「花」じゃないしなぁ


これがわけわからん。
「言」?
そんな文字が入る重要語ってふるよにに
あったっけ??ないよなぁ


左側は「木」だと思う。
糸へんじゃなさそうだし。
これ、「桜」だと思うんだけどなー
似過ぎじゃない?違うんか??


氵だとしたら、
それが入るふるよにの重要語って
「決闘」の「決」と思うんだけどなー。


そんなこんなで30分間、「桜花決闘」という答えに囚われていました。



一方、同じ30分間に、よに友は、

篆書体の具体例を当たり、似た文字を見つけて部分的に解読していきました。


真ん中の字は「言」
右の字は「音」の篆書体。
似てるけどやはり違う。


右の字は「拡」の篆書体。
どうやら左上の字の部首は扌(てへん)だ


「授」の篆書体。
左上の文字の右上は「授」の右上と一致した。
 

この辺りで情報を共有しました。発見らしい発見は、ここまで全てよに友のものです。

さらにここで、決定的な情報をよに友が見つけます。


これは「天」ですね
間違いない
(こんなんわかるか!笑)


つまり、ここまでのわかっている情報を総括すると、こういうことになります。



ikari「・・・・・・! そうか〜〜〜なるほどなぁ〜〜〜」
よに友「!? わかったの?!」

答えがわかってしまうと、今までどうしてわからなかったのかが不思議なくらいの納得感が得られました。

つまりはこういうことです。



「音」問題に関しては、それを含む「暗」という漢字を変換ツールで検索することで解決しました。


https://hankomaturi.com/html/sample.html より
「暗」の篆書体

あくまで予想ですが、多分、「音」のままでなくあえて別の漢字の同じ部分を使うことで、ちょっと複雑でお洒落な感じにしたのかなーと思います。


ikari「これは納得だね、今年イチスッキリ!」

よに友「(年明けたばっかりだから)そりゃそうだろうね!」


■おわりに

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。


ユリナは主人公なのだから、刻印のまんなかに位置されていてもおかしくないですね。

ウツロ、ホノカと来て、順当にいけばメガミ名が入るのだから、真っ先に「天音揺波」を考えるほうが自然だったかもしれません。

でも、わかるまで本当にわからなかったです…。

読めてしまうとそうとしか読めないの、不思議ですね。



この模様の読み方、ふるよにプレイヤーの間では、既に答えの知られたものだったようです。

ですが、読み方のわからなかった謎の模様を、協力して解読できたのはとても楽しかったです。


どうやら、ふるよにの色々なところで篆書体は使われているようですね〜。

これは一例
いろいろ漁っていて見つけました



また機会があれば、こういう記事を書いてみたいなと思います。
では、またあした!









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