【ふるよにデッキ辞書1-11】刀騎(ユリナ・サリヤ)

※この記事は「ふるよにデッキ辞書」の1-11「刀騎(ユリナ・サリヤ)」のページです。

※この記事はシーズン7-2の時点で書いたものになります。(2022.6.25にアップ)




■刀騎の強み

近中距離での攻撃力が高く、決死で相方の攻撃力を爆発的に上げることができる「気炎万丈」を持つ刀と、騎動による間合操作が得意で、Alpha-EdgeやBeta-Edgeによる連撃が得意な騎の組み合わせ。

刀の「足回りが弱い」「対応に乏しい」という弱点を騎の騎動や強力な対応が補い、騎の「火力に乏しい」という欠点を刀の攻撃札が補っているという、最高レベルの相互補完性がある。

素直な攻撃札が多く、戦いやすいので騎動に慣れていない初心者にも練習としておすすめできる。

「浦波嵐」「Turbo Switch」「Omega-Burst」「Form:NAGA」というとても強力な守りができるので、大型切札持ちの相手にも戦いやすい。

また、気炎YAKSHA構築が有名で、一発ごとの火力の高い連撃ができるため、コントロールデッキや普通ではリーサルが遠い相手に対して有利。

さらに、騎の「Julia's BlackBox」による3つの追加択も魅力で、決闘中に状況に応じてプランを変更できるのも強い。


Form:YAKSHAのBeta-Edgeにも気炎万丈のバフは乗って3/2になるため(Beta-Edgeは「サリヤの攻撃」扱い)、Alpha-Edge2/2と合わせて猛烈な火力になる。間合にほとんど関係なく攻撃を振れる点も見逃せない

Form:NAGAのフレア落としの圧は大きく、相手の切札選択やフレア使用計画を歪ませる力がある。

Form:GARUDAで手札を引き切って1ターンで攻撃札を叩きつけて勝つワンショット構築もとれる。


■刀騎の弱点、注意点

短所は長所の裏返し。

万能であるがゆえに、全てにおいて「中途半端」ともいえる。

相手の二柱のほうが攻撃力が高かったり(vs戦嵐など)、相手の防御力を超えられなかったり(vs兜など)、相手の引きが強かったり…そうした場合、負けてしまいやすい。

すなわちパラメータが丸すぎるため、主張できる強さがない。


主な狙いが、攻撃札で削りながら、
(1)月影で仕留める
(2)気炎YAKSHAで仕留める
(3)強力な対応で逃げ切る

の3択なので、それらが有効でない相手には厳しい戦いになる。

月影→トコヨやミズキの打ち消し切札が辛い
気炎→「終末」で連撃を咎められるウツロ、「常世ノ月」でリソースを剥奪しながら「雅打ち」や「久遠ノ花」を構えられるトコヨが厳しい

他だと、毒の「闇昏千影の生きる道」や仮面の終幕ルートなど、特殊勝利に弱い


「Julia's BlackBox」は、使用する直前に「Turbo Switch」を構えられず、「Omega-Burst」も造花結晶を回復してしまうため使えず、隙が生まれやすい。また、刀に通常札の対応がない。そのため、瞬間的にリードを許しやすい。

もちろん燃焼計画には留意する必要があり、特にYAKSHAに変形したあとに造花結晶を使い切ってしまうと基本動作ができなくなるため、動けず詰むこともままある。リーサルを取れない場合は造花結晶を1つ以上残すようにしたい

騎動の注意点になるが、間合に置かれた造花結晶は「燃焼済」扱いではないため、Omega-Burstの回復数や打ち消しダメージの参照には含まれない


■刀騎にできること(可能な構築、小技、コンボ、シナジー等)

・気炎万丈AlphaBeta構築(YAKSHAに変形し、気炎展開中にAlpha-Edge2/2とBeta-Edge3/2の連撃で相手を仕留めるデッキ)

・騎動月影ビートダウン構築

・GARUDAワンターンキル構築

・全力赤札構築(スチカン居合底力から2~3枚採用して2枚をライフに当てて勝つ)

・「気迫」→通常札対応不可「Shield Charge」0-1 3/2を間合へ

・「気迫」→増えた集中力で対応不可Beta-Edge1-2,4,6,8 2/1

・「気迫」→間合2で通常札対応不可「Burning Steam」2-5 2/1騎動前進→「Shield Charge」に繋げられる

・「Stunt」で「月影落」「天音揺波の底力」「Alpha-Edge」に必要なフレアをすぐに供給できる

・攻撃しながら騎動して刀の攻撃間合に入れる

・Shield Chargeで攻撃しながら刀の攻撃間合に入ることができる

・決死「気炎万丈」を騎の攻撃札に乗せる

→バニ3/2、ウェビ4/2、シルチャ4/3間合へ、スチカン4/4、Alpha-Edge2/2、Beta-Edge3/2

・決死「柄打ち」を騎の攻撃札に乗せる

→バニ3/1、ウェビ4/1、シルチャ4/2間合へ、Alpha-Edge2/1、Beta-Edge3/1

・間合3から騎動前進をして間合2でターンを返すことで、相手は前進ができず、次のターンに居合4/3が当たる間合で返ってきやすい

・間合1でダストロックしても「柄打ち」「Waving Edge」「Shield Charge」で火力を出せて優位を取れる



■刀騎の構築例①ベーシック気炎AlphaBeta


斬、一閃、柄打ち、気炎万丈、Burning Steam、Waving Edge、Turbo Switch

Alpha-Edge、Omega-Burst、Julia's BlackBox(→Form:YAKSHA)


・引きに左右されることがない、気炎万丈を実現できる確実性が高い構築。

・二巡目までにバニとウェビで5燃焼、騎動にAlpha-Edgeを絡めて打ってダスト供給を達成した後に、Julia’s BlackBox(通称「箱」)でYAKSHAに変形する。

・すべてのカードと集中力がBeta-Edge2,4,6,8 2/1になるため、気炎万丈展開中は、カードの引きがどのようであっても、Alpha-Edge2/2とBeta-Edge3/2となる。

・気炎万丈を貼った直後の守りは、Omega-BurstとTurbo Switchの二枚でかなり硬い。

・リーサルを取れるときは、Omega-Burstは自分のターンでも出し惜しみせず使う。



■刀騎の構築例②刀騎版サリヤスペシャル


斬、一閃、柄打ち、Shield Charge、Steam Cannon、Roaring、Turbo Switch

Alpha-Edge、Omega-Burst、Julia's BlackBox(→Form:YAKSHA)


・「YAKSHAになってBeta-Edgeを打てるようになれば、全てのカードが実質Burning Steamになる」という考えのもとで編み出された、どんな騎Xでも可能な構築、それがサリヤスペシャルデッキ。優秀なカードが多くデッキ枠が厳しい刀騎において、バニとウェビをデッキに入れないことに成功していることは大きい。

・サリヤスペシャルとは、Roaring、Turbo Switch、Steam Cannon、Julia's BlackBoxの4枚を用いた1巡目の動きを指す。

1T目 Roaringで2燃焼、2前進

2T目 Steam Cannon2-8 3/3 1燃焼
(相手の適当な攻撃をTurbo Switchで避ける、2燃焼)

再構成、Julia's BlackBox発動、YAKSHAになる

・反論持ちの書、全力攻撃を打ち消せる対応持ちの兜などが相手の場合は、Steam CannonをBurning Steamに変更したい



■刀騎の構築例③GARUDA-OTK


斬、一閃、柄打ち、Burning Steam、Waving Edge、Roaring、Stunt

月影落、Alpha-Edge、Julia's BlackBox(→Form:GARUDA)


・OTK=One Turn Kill(ワンターンキル)の略。

・中盤までは刀の攻撃札は伏せて宿しに回し、バニウェビシルチャでうまいこと5燃焼する

・GARUDAに入るまでは相手に必要以上のフレアを与えないこと。Alpha-Edgeも見せない

・GARUDA入りのタイミングの目安としては、再構成直後、ハンド3枚のタイミング。手札を2枚引いて5枚で持ち越せて、次のターンに2枚引いて手札7枚からターンを開始できる。

最大火力のリーサル例(自分はライフ3以下、フレア9、造花2、間合2から)

決死柄打ち2/1→離脱→バフ乗せ決死一閃4/2→斬3/1→Alpha-Edge1/1→Waving Edge3/1燃焼騎動後退間合4Alpha再起→Burning Steam2/1騎動なし→Alpha-Edge1/1→月影落4/4

以上のように動いて、対応を考慮に入れなければ、相手が最善の受け方(Alphaと月影オーラ受け)をしてもオーラ5点ライフ7点を取ることができる計算になる。


■刀騎の構築④Stunt月影アグロ


斬、一閃、柄打ち、居合、Waving Edge、Shield Charge、Stunt

月影落、浦波嵐、Alpha-Edge


・造花結晶の回復手段を持たない、造花5個以内で倒し切る速攻デッキ。およそ2巡目には決着がつく

・月影がうからないor受けにくい相手に有効

・削る計画は、相手の再構成2点、通常札の攻撃4点、月影落をライフに当てて4点

・Omega-Burstをデッキから外して赤札を詰め込むことで、パラメータが丸い優等生から攻撃方向に尖った組み合わせにチェンジできる

・Waving Edgeを間合3で打って騎動前進することで、次のターンに居合4/3を当てやすくなる

・Shield Chargeから月影落の間合に入れるのも魅力

・造花を燃焼しきるタイミングで倒しきりたいが、万一それが叶わなくても刀の攻撃札をしっかり入れているので、最低限戦いは継続できる



■刀騎の構築例⑤防御型ビートダウン


斬、一閃、柄打ち、居合、Burning Steam、Waving Edge、Turbo Switch

浦波嵐、浮舟宿、Omega-Burst


・6枚の攻撃札で得たリードを、3枚の対応札と5纏いできる浮舟宿で守り切る構築

・浮舟宿があるためテンポリード(=オーラ差)をとりやすい



■刀騎の構築例⑥全力2発ライフ当て構築


一閃、柄打ち、居合、圧気、Burning Steam、Steam Cannon、Stunt

浦波嵐、天音揺波の底力、Alpha-Edge


・Alpha-Edge1/1、一閃2/2、浦波嵐2/- 、圧気3/- といったオーラ受けを強いるカードを多く採用している。迷わずライフ受けされて相手にフレアをコツコツ与えてしまう3/1攻撃はあえて入れないコンセプト。オモチャデッキに見えるがわりかし強い

・Stuntで相手に畏縮をつけながら(相手の集中力0のときが狙い目)、オーラを削っていき、相手が纏いきれなかったタイミングで全力攻撃を叩き込む。これを2回決めて勝つ構築。

・底力5/5がライフに通ると考え、再構成2点とすると、居合4/3かスチカン3/3が1発ライフに通れば勝てる計算になる

・騎動を巧く使って間合を調整し、相手ライフが5以下になって間合が合うタイミングで浦波底力でフィニッシュを決めたい



■スペシャルサンクス/参考ブログリンク

『想い一枚ここにあり』第12回:気炎万丈(公式ブログ)

気迫溢れる決闘を-ふるよに構築記事「刀騎」-①(えりんさん)

気迫溢れる決闘を-ふるよに構築記事「刀騎」-②(えりんさん)

気迫溢れる決闘を-ふるよに構築記事「刀騎」-③(えりんさん)

【ふるよに】サリヤデッキ集その1 刀騎(東風夜さん)

【ふるよに】総額1100円で電子版サリヤを遊び倒す(東風夜さん)

【ふるよに】サリヤと仲良くなるために まとめ(東風夜さん)

基本動作で差をつけろ!騎動練習用刀騎(結城さん)

効率的な騎動について(初級編)(結城さん)

天音杯大反省会その3 〜刀騎編〜(ガソタムさん)


このブログでは「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。 

URL:https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html


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