【ふるよにデッキ辞書2-9】薙毒(サイネ・チカゲ)

※この記事は「ふるよにデッキ辞書」の2-9「薙毒(サイネ・チカゲ)」のページです。

※この記事はシーズン7-2の時点で書いたものになります。(2022.6.24にアップ)




■薙毒の強み

中距離で、特に八相状態において苛烈な連撃が可能な薙と、専用カードプール毒袋から相手に毒カードを送り込むことができて、中距離においてオーラを奪う性能が高い毒の組み合わせ。

攻撃間合が抜群に噛み合うので、まとめて攻撃札を振るという強い行動がしやすいペア。

切札「響鳴共振」「律動弧戟」を起点としたリーサル性能が高い。

2/2攻撃「飛苦無」の存在でオーラ圧が増すことで、「八方振り」「石突」などの2/1攻撃がライフに通りやすくなる。

毒による相手手札や相手の動きの妨害により、相手の手札対応が減り、八相を守りやすくなるのも良い点。


■薙毒の弱点、注意点

間合2での攻撃手段が「石突」しかないため、この攻撃を軽減されたり間合1に前ステップされて避けられたりすると、クロック打点が足りずリードが取れなくなってしまうことがある。

「遁術」があるとはいえ、後ろに戻るのにリソースを割くのは弱い動きであるため、クリンチ相手には弱め。

また、ビートダウン戦術をとる場合、主戦場が間合4-5帯である都合上、後退や離脱という弱い基本動作をすることが多く、それに対し相手は前進することで薙毒の攻撃間合から遠ざかりつつオーラを獲得できるため、基本動作でのディスアドバンテージを負いやすい。


■薙毒にできること(可能な構築、小技、コンボ、シナジー等)

・ワンショットデッキ(間合2で「石突」を振りながらフレアを溜めて1ターンで決める)

・中距離毒ビートダウンデッキ

・八相コントロールデッキ

・自オーラ2から「遁術」を使用することで、間合4-5に戻りつつ八相に入れる

・「飛苦無」2/2や「流転の霞毒」1/2の圧で薙の2/1がライフに通りやすい

・毒カードを手札に抱えさせることで、相手は攻撃札をまとめて振りづらく、八相状態をキープしたまま「音無砕氷」「見切り」で相手の攻撃をいなしやすい

・今はほぼ使わない小ネタだが、「叛旗の纏毒」を展開する際にオーラから桜花結晶を納めることで、すぐに八相に入ることが可能




■薙毒の構築例①薙毒ワンショット


八方振り、薙斬り、石突、飛苦無、毒針、遁術、毒霧

律動弧戟、響鳴共振、流転の霞毒


・間合2に入る道中で八方振り、薙斬りでライフに1〜2点与えてから、間合2に入る。

・その後は石突でライフを取りながら纏い宿しと適切なライフ受けを繰り返してフレアを溜める。石突が前ステップ対応で間合1へ避けられると打点が落ちて厳しいため、相手が持ちうるステップの向きに合わせて間合を3にすることも必要

・フレアが9〜11程度溜まって間合4で振れる攻撃札が手札に揃ったら、響鳴共振から間合4に戻り、律動弧戟と手札攻撃を振って一気にオーラとライフを削るワンショット構築。相手の手札に毒があって、相手の対応が乏しい状態でリーサルを取れるタイミングでワンショットに入れると尚良し

・相手の手札に毒カードを抱えさせられるように送る毒を考えて、対応カードを握らせたりしゃがませないように立ち回りたい


<送る毒とその理由など>


麻痺毒→相手オーラが少ない時に送る。基本動作「纏い」をさせて麻痺毒を抱えさせるため

幻覚毒→相フレアがある程度あり、大型切札持ちの相手に送って抱えさせる。再起する低コスト持ち相手には刺さらないので送らない

弛緩毒→対応攻撃持ち相手によく刺さる。デッキトップに送ってもあまり効果的でないので毒霧で直接手札に送り込むとよい

滅灯毒→今回の構築では「滅灯の魂毒」を入れていないため送れないが、まとめて記載する。使用しても毒袋に戻らず再構成に巻き込まれてデッキトップに入るため、手札に抱えられやすい。



■薙毒の構築例②中距離毒ビートダウン


八方振り、薙斬り、石突、飛苦無、毒針、遁術、毒霧

律動弧戟、音無砕氷、流転の霞毒


・構築例①の響鳴共振が「音無砕氷」に変わっただけでほぼ同じ構築だが、動きを少し変えたデッキ。もちろん「響鳴共振」でも同じ動きができる

・毒による妨害と連撃を得意とする中距離ビートダウン構築

・前に出られたら「遁術」で相手オーラを剥がしながら後ろに退がり、連撃し、また前に出られたら退がって…ということを繰り返す

・飛苦無と毒針、流転の霞毒のオーラ圧で2/1はライフに通りやすくなっている

・間合2以下で強い動きができる相手の間合からも逃げられる



■薙毒の構築例③八相コントロール


八方振り、石突、見切り、無音壁、飛苦無、遁術、毒霧

音無砕氷、流転の霞毒、自由枠


・音無砕氷で軽減してライフ差をつける。音無をたくさん使える構築にする場合、3/1を毎ターン主に止められるのがえらい

・まず毒を抱えさせてから、八相状態をキープして見切りや衝音晶で相手の攻撃をいなしていく。無音壁を貼るのも強力

・切札の自由枠に入るのは以下の選択肢から。


律動弧戟…入れるとリーサルがとりやすく強い。ただし全体フレアの兼ね合いで音無砕氷は使えてせいぜい1〜2回になる

響鳴共振…安定して間合2からのリーサルに繋げられる。消費フレアは相手のオーラに依存する

氷雨細音の果ての果て…合わせられそうな切札攻撃を相手が持っているなら選択肢に入る

滅灯の魂毒…相手手札に毒を抱えやすく八相を維持しやすいのでけっこうおすすめ。これを採用するならば音無もけっこう再利用できるだろう


■薙毒の構築例④生きる道デッキ


見切り、衝音晶、毒針、遁術、毒霧、抜き足、泥濘

音無砕氷、滅灯の魂毒、闇昏千影の生きる道


・薙毒の生きる道構築。ただし薙毒はワンショットデッキが強いため生きる道はよっぽど使われない

・3枚の毒札で、まずはできるだけ毒を抱えさせる

・相手が弛緩毒を飲んだタイミングで生きる道を展開

・生きる道破棄直前に音無砕氷が再起しないよう、オーラの管理に注意




■スペシャルサンクス/参考ブログリンク

この記事を書くに当たって、タラレバさんから薙毒に関する知見の個別レクチャーをいただきました。ありがとうございます。


【サイネ/チカゲ】中距離毒ビートダウン(公式攻略ページ)

【ふるよに】いますぐ使えるチカゲ解説動画【ゆっくり解説】(タラレバさん)※YouTubeへ飛びます

【ふるよに】チカゲとサイネ(薙)の付き合い方[X]【チカゲ101】(kuriyasuさん)

【ふるよに】薙毒について(ミノリさん)


このブログでは「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。

 URL:https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

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