【ふるよにデッキ辞書1-14】刀旗(ユリナ・ホノカ)

※この記事は「ふるよにデッキ辞書」の1-14「刀旗(ユリナ・ホノカ)」のページです。
※この記事はシーズン7-2の時点で書いたものになります。(2022.7.15にアップ)




■刀旗について(強み、弱点、注意点、できること等)

優秀な通常札や強力な切札が揃っているペア。
「月影落」と「この旗の名の下に」の二枚看板が強い。
これといったシナジーは少ないが、パワーカードを入れるだけのデッキでも普通に強い。

桜の翅を使える場面がおよそ1回のみになる都合上、足回りは弱めなので、近距離中距離いずれでも戦える構築を組むのが良い。



におけるカード寸評
※この項目では、組み合わせにおけるカードについての知見(2割)や雑感(8割)を一言ずつ書いていきます。組み合わせの知見をブレスト的に出す場になっています。




→ビート構築では確実なクロックを刻める3/1。

一閃
→決死3/2は非常に強く、当たるならライフに通るか対応札を吐かせやすい。

柄打ち
→決死時のバフを乗せる対象はさまざま。一閃4/2にするのもいいし、この旗4/2とかも明確に強い一例。

居合
→しゃがみつつ殴れる4/3。構築例①では居合で殴りつつ通常札を多く構えてメリハリをつけて攻撃します。




気迫
→気迫突零4-5 3/2対応不可!とかちょっと考えたけど、対応不可に対応不可(通常札)が乗っても意味ないし、後退で1オーラ払って手札1枚(気迫)払って3/2一発ではライフを得るとはいえ微妙に割に合わなさそう。気迫のぶんで他のカードを使える選択肢を1つ失っているし、ううむという感じ。採用するならどちらかというと、守護霊式に通常札対応不可をつけたり、桜吹雪2-5 2/1にして間合2で打って間合→自オーラ:1を選択させて間合1にしてターンを返すといった使い方のほうが良い。

圧気
→間合のかみ合わせはいいし隙を守れるだけの防御はあるのだけれど、圧気3/-のために枠を割いて他の攻撃札を除く理由はないかなぁと思う

気炎万丈
→気炎構築を構築例②で紹介。突撃霊式やこの旗が4/3になるのつよつよでそれだけでやる価値ありそう。気炎展開直後の連撃を受け切れる切札(浦波この旗)もあるので、刀旗の気炎はけっこういける寄りと思う。






月影落
→7フレアは花道を積むことでけっこう手軽に作れたりする。適切なライフ受けも含めて早い段階で月影の圧が出せるのは強い。

浦波嵐
→フレア3で用意できる頼れる軽減対応。ビート構築相手にはまず入るものと思われる。刀を相手にするときは浦波の上からどうリーサルをとれるよう盤面と手札を整えるかが大切になる

浮舟宿
→一時的な纏いを2回できる浮舟と、継続的な纏いの花道、どちらがいいかと言われたら悩むけど後者かもしれない。

天音揺波の底力
→刀旗の底力って当てる工夫が難しそうで、完璧にケアされた場合当てれず終わりそうなので月影やこの旗がよさそう





精霊式
→どの構築でも守護霊式が欲しいのでよっぽど採用する。開花して山底に仕込むのは忘れないようにしましょう。

守護霊式
→刀旗では守護霊式でストップするのが安定して強いと考えて、構築例ではそうした立ち回りを紹介した。自分から間合5には行かないがあえて突撃霊式に開花させて、間合4以遠に戻らせない立ち回りも強い。

突撃霊式
→対応不可ライフゲイン。強いオブ強い。間合5で打つべく工夫したいところだけど、刀旗では後退後退しなきゃいけないので、気軽に打つことはできないのだ…。気炎展開中にライフ3で突撃霊式したらライフ4になって気炎解除になっちゃうので注意しましょう

神霊ヲウカ
→なっちゃいさえすれば、居合の完全上位互換。神霊ヲウカをぶんぶん振るだけで勝てるのなら開花していいけれど、そこに至る開花の課程で生じる問題(後退して間合5にすること)もあるし、そう単純なものではないので開花するならよく考えてから。



桜吹雪
→3-5 2/1に多くの場合前進がついてくる良いカード。花道とぶつかりそうだが、宿してから打てば問題無い。

義旗共振
→いつだったか強いミコト(誰かは忘れた)のツイートで「義旗共振は攻撃カードではありませんよ」っていうのを見て「ほえーそうなんや」って思った記憶。色々自分で考えたけど、山札回復&山札調整札としての認識でいいのでしょうか。開花したカードを確実に引くための運用でいいのかな。刀旗では「底のカードを引かないと動きが壊れる」ということにはならなさそうだから、他に優先するカードが多い以上採用はしないかなと思う。




桜の翅
→「追加札の再生と交換する」という絶対交換であるため使い勝手がちょっとよくないと感じる。

再生
→1枚で3AP(纏い、纏い、宿し)が湧く全力カードだが、しゃがみとして抜群に強いかというと相手にダメージは与えられないのでそうとはいえなさそう。




桜花のお守り
→止めて有効なカードが入っているなら入れる。お守りを入れる価値のあるカードが相手の攻撃の選択肢にあるかを考えるのが大事。

仄かなる輝き
→見えている1/2はバフが乗らないとよっぽど弱いと思うのですが、気炎で強くする以外に有用な使い方があれば教えて下さい…



指揮
→終盤の1/1攻撃は特に価値が高いので、それをコツコツ飛ばせる指揮は強い。

追い風
→追い風で適正距離を拡大して、一閃3-4 2/2とか月影3-5 4/4とかするとステップ対応に強くなる。なお後ろに距離拡大するので月影を確実に当てるには間合4まで下がらなくてはいけない模様




胸に想いを・両手に華を・そして新たな幕開けを
→5フレアの用意はなかなか大変。だけど、5フレアでロマンが買えると思えば適正価格かも(そうか?)。桜花結晶がちょうど5つある領域の用意をする工夫は刀旗だとけっこうできるので、遊びとしてはナシではないらしい。(例:浮舟宿で纏ってオーラ5を作る、圧気指揮の同時展開で付与札上の桜花結晶が合計5になる、ダスト枯らした状態で浦波嵐を打つとダスト5ができる、など)





この旗の名の下に
→とても強い切札攻撃。オーラに当たって3つ付与札に乗せても強いし、ライフに当たれば実質フレア破壊になって当然強い。月影と同時採用はフレアがけっこうギリギリだが、この旗月影ってやると勝てるくらいには強い。

四季はまた廻り来る
→しきめぐ守護霊式しきめぐ浦波とかやると、理論上1ターンのうちに最大でオーラ10を構えることができたりする。的確な使い方は筆者ikariにはまだ見えていない模様。要は「デッキトップと手札を交換しながら、伏せ札を山札に戻す」「山札がない場合、伏せ札と手札を交換するということだそうです(公式攻略ページを参考)。開花中心構築だと有用性があるので採用する。

満天の花道で
→けっこうな硬さがある付与札。中途半端で散発的な攻撃が飛んできてもすぐ纏い直せる。継続的な防御として有用性がある。ダストを明確に吸うため、刀がダストを生みにくいことも合わせて結構刀旗マッチではダストができないことが多い




■刀旗の構築例①近距離ビートダウン



斬、一閃、柄打ち、居合、精霊式、桜吹雪、指揮
月影落、浦波嵐、四季はまた廻り来る

通常札の赤札をふんだんに盛り込んだ近距離ビート構築。
居合でしゃがむターンと、溜めた手札で叩くターンとでメリハリをつけながら戦う。
いちど間合を2に詰めたあとで能動的に間合5に入る手段は基本動作しかなくそれでは弱いため、精霊式は基本的には「守護霊式」で止めて使用する。
守護霊式としきめぐにより、ある程度リソースを用意しながら戦える。

防御面は対応「守護霊式」「四季はまた廻り来る」による纏い、「浦波嵐」によるダメージ軽減、

必要フレアは12。オーラ5にしてあれば花道でフレアは増えていく。

得点計画例は、通常札による攻撃で4点、月影落で4点、再構成で2点。

→安定して通る3/1。2点ほどは斬で計算できる

一閃→中盤までは相手のオーラを落としてダストを作る役割。落としたダストは付与札や基本動作で回収。

柄打ち→強くてみんな信用しているカード。決死では次の攻撃にバフが乗る。あまり強くない動きかもしれないが、面白いところでは指揮が1-5 2/1になったりする

居合→しゃがみつつ攻撃できる全力札。間合2の3/2でも手札や集中力的に無駄がないなら打っていいと思う

精霊式→今回は守護霊式で止めて運用することが多くなる。2-3 2/1 攻撃後1纏いは強い。相手が中距離帯(間合4−5)で戦いたいって言ってるときはあえて突撃霊式にして「下がるならこの突霊を当てる」って主張ができる。

桜吹雪→打つときはオーラを4以下にしておきたい。多くの場合前進をさせてくれるし相手の後退でも充分なので当たればアドを生むカード。

指揮→実質攻撃カードな付与。対応不可で確実にダメージ通せるのえらい。

月影落→4/4をライフに通して勝ちに行く。フレア作りは花道でよほどなんとかなるが、それでもフレアが用意できなさそうな鎚や鎌相手の場合は「この旗の名の下に」と交換したりする。勝ってる盤面で突撃霊式に開花してあるならば、月影から後退後退突撃霊式とかやってよい。

浦波嵐→普通に殴ってくる相手には積む。開花中心というわけでないのでしきめぐでなくていいかなと。リーサルラインを高くしたいのならば1フレア多く必要だが「この旗の名の下に」と交換してもいい

四季はまた廻り来る→しきめぐがあることで硬くなる。リーサルで居合を引いてしまった場合に居合と山札のカードを交換できる点も優れている



■刀旗の構築例②気炎この旗



一閃、柄打ち、気炎万丈、精霊式、桜吹雪、桜花のお守り、指揮
浦波嵐、この旗の名の下に、四季はまた廻り来る

旗の攻撃に気炎の+1/+1を乗せて畳み掛ける構築。
気炎にこの旗のダメージを乗せることで、6〜7ターンの持続が可能になるので2〜3ターンぶんの攻撃チャンスが生まれる。

防御面は、中盤までは桜花のお守りやしきめぐがあり、気炎展開中は守護霊式や浦波嵐がある。

必要フレアは9程度(しきめぐ2回使用を想定)。

得点計画例は、中盤までで2/1攻撃で1点、決死一閃で2点、気炎展開中の攻撃で5点、再構成で2点。


一閃→決死3/2は多くの場合ライフに通る。オーラで受けられたらこの旗を通そう

柄打ち→決死2/1のバフは乗せる先は色々あるけど、気炎展開中なら仄かなる輝きに乗せて3/3にしたさはある

気炎万丈→この旗で長引かせながら活用する。守護霊式や浦波嵐、しきめぐのオーラ増強によりある程度の攻撃からは展開中のスキは守れる。その上から倒しきれる相手であれば採用は諦めよう

精霊式→気炎展開時までは守護霊式で。気炎展開後は突撃霊式にして、この旗で延長中に引いて突霊4/3を打てたら勝つ。

桜吹雪→気炎桜吹雪3/2とか強いのだわ。攻撃後効果もあるので攻撃振る順番はよく考えましょう

桜花のお守り→中盤までにお守りとして使って、気炎展開前には仄かなる輝きに開花させて気炎展開中に2/3の打点にできるようにしたい。

指揮→普通に展開してても強いし、気炎下で展開すれば2/2対応不可が飛ぶ(この旗で延長していれば2回飛ぶ)。

浦波嵐→気炎を守るべく採用。終端持ちなので他の対応を使ってからにしましょう

この旗の名の下に→デッキコンセプトとして、気炎に乗せて納6〜7にするというものがある。気炎この旗4/3がフレア4で打てるのすごいですね

四季はまた廻り来る→精霊式シリーズやお守りで開花するので最低2回は使えると判断して採用。ライフ4から気炎展開した直後は、どのみち再構成して山札に巻き込まれてドローするので1纏いとして使って良い。


■刀旗の構築例③対遠距離構築



斬、一閃、精霊式、桜吹雪、桜花のお守り、指揮、追い風
月影落、浦波嵐、四季はまた廻り来る

相手が遠距離ロック戦法を敷いてくることが予想される場合に、それに抗うために組む構築。
追い風で適正距離を後ろに伸ばして、ユリナの攻撃札を振れるようにする。
ヒミカの連火などを相手にすることを想定して、桜花のお守りが入っている

防御面は、お守りによる打消と浦波嵐による軽減防御、しきめぐによるオーラ補充。

必要フレアは11〜12くらいになる。

得点計画例は、斬で2点、決死一閃か突撃霊式で2点、月影落で4点、再構成で2点。


→追い風で3-5 3/1で打てるカードになる。

一閃→追い風で3-4 2/2にすれば遠距離相手でもギリ打てる…と思う。柄打ちはちょっと厳しいのでお留守番

精霊式→開花して守護霊式にしたあとは何が何でも突撃霊式にしたいので、追い風で2-4にして開花させる。突撃霊式になれば相手から下がれば打てばいいし、前でもこちらは戦える

桜吹雪→遠距離相手だとライフ受けされて相手の後退を宣言される場合もあるので、それでもいい場面の時に打つと良い

桜花のお守り→アグロ対策。得にヒミカの3発目に有用。開花はしない。

指揮→間合6以遠で返されるとただの1/1になるので桜の翅とひょっとしたら変わる場合もあるかも、でもオーラ5のときに前進したい場合にオーラを空ける用途でも使えるので採用寄りだとは思う

追い風→対遠距離構築の要。こういう時にこのカード使うんだなという感じ。

月影落→この旗はフレアも軽くて優秀なんだけど、さすがにリーサルラインが低すぎるし削りきれないので4/4は必要。追い風とセットで3-5 4/4として使いましょう

浦波嵐→0-10の2/-で2軽減、頼りになる〜〜

四季はまた廻り来る→防御札として。遠距離レンジロック相手だと宿し前進を継続するので、フレアができそうだなと思ったらこの旗と変えてリーサルラインを上げるのもよい。




■スペシャルサンクス/参考ブログリンク

この記事を書くに当たって、月見里一さんから刀旗に関する知見の個別レクチャーをいただきました。ありがとうございます。

ホノカの特徴とカード評価(公式攻略ページ)

このブログでは「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。
URL:https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

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