【ふるよにデッキ辞書17-19】櫂棹(ハツミ・メグミ)

※この記事は「ふるよにデッキ辞書」の17-19「櫂棹(ハツミ・メグミ)」のページです。
※この記事はシーズン7-2の時点で書いたものになります。(2022.8.7にアップ)




について

順風逆風により異なるカード効果を持つカードをいくつか持つハツミと、種結晶の萌芽生育により強力な攻撃を放つことができるメグミの組み合わせ。

良い点

①攻撃間合が抜群に噛み合う
メインの適正距離がハツミは3-5で、メグミも3-5であり、同一間合での連撃が可能な組み合わせである。

②後退力に優れている
逆風水雷球や葦といった強力な後退札により、自分の得意間合にアクセスしやすいという利点がある。葦やカラハリ灯台で達人の間合を増やすことで離脱しやすくなる点も見逃せない。

③後退力が相手依存でなく保証できる
順風であっても、メグミのカードで後退力と火力を確保できているので、ミオビキ・逆風強酸と順風水流3/2順風水雷球2/2の択を迫れるのも強い。

④中距離におけるソフトレンジロックが可能
オヨギビ砲火の即再起効果により相手ターン中に基本動作を選択できるので、後退することができ間合を簡単に近づけさせない動きができる。野茨という全力ではあるが粘り強いレンジロックができる付与札もある。

⑤(条件付きだが)適正距離が同じ3/2攻撃を2枚持っており、瞬間火力が高い
順風水流3/2と種結晶が付与札にある状態での打擲3/2は攻撃間合が4-5と同じで、同時に打てた場合ライフ2点を取れるため火力が出る。また「瀧河希の掌」は切札の攻撃にも+1/+1を乗せることができるため、大きなダメージを与えることができる。


悪い点

◯戦術の幅が少ない
櫂棹の基本的な戦術として中距離ビートダウンがあるが、他に主たる戦術は見当たらない。(たとえば果実デッキは棹単体でできることを超えられないため紹介しない)



におけるカード寸評


水雷球→間合4-5で戦いたい櫂棹では、逆風で間合を後ろに2つ下げれる方が嬉しいかも。順風での3-5 2/2も勿論わかりやすく強いが、間合4-5に下がれる手段は水雷球とは別で欲しい。

水流→順風水流4-5  3/2、お強い。全力化するかどうかは状況によりけりと思うが、対応不可(通常札)が付いてくるのが強いので、ライフに当たるならしゃがみがてら積極的にやっていきたい。

強酸→逆風の光。掌バフを乗せて4/2ダストへ、はえげつない。



海嘯→間合4以近の単間合攻撃札(例:一閃、毒針、風雷撃など)へのメタカード。だが、棹穿ちとの枠争いには負けそう。

準備万端→後退のためのオーラを補填しつつ、手札を揃えられる優秀なしゃがみ札。逆風で使用できるとかなり嬉しい。

羅針盤→羅針盤果実とかやると、対応不可5/5なんだけれど、問題は羅針盤を果実算に組み込むことが出来ず、たくさん付与札を入れないといけなくてデッキの赤札濃度が下がるということ。中距離ミラーマッチでは殻打ちとセットで入れると良さそう。他だと例えば適正距離5が消えるために、4-5の中距離攻撃(八方振り、水流、打擲など)を海嘯や棹穿ちで回避できるようになる。

波呼び→筆者ikariは正直このカードの活かし方がわからない。種結晶から納めて打擲4-5 3/2をアクティベートさせ続ける??とか???(思いつきです、よっぽどできません)




イサナ海域→掌順風イサナ海域3-5 4/4は合計フレア7だから実質月影落。切札枠2つ使ってまでやることかどうかはわからないが、弱くはないと思う。3-5 4/4が弱いはずはない。でもこれを切札1枚で叶えるユリナってすごいね…。

オヨギビ砲火→消費2の2/2は実質OMNIS-Blasterなのよな…。普通に強い。しかも相手依存とはいえ無理のない条件で即再起して基本動作まで付いてくるの??お得すぎか???メグミとのシナジーとして、葦への納1を種結晶から乗せて生育0で使うと、相手の開始フェイズに間合が1小さくなるため、オヨギビが再起させやすくなるというものがある。

カラハリ灯台→相手の通常札行動・付与を軽率に馬鹿にするカードで侮れないと思っている。間合3から離脱できるようになってしまう(間合2に入れなくなる)のも棹との組み合わせでは派手に強いと思う。

ミオビキ航路→順風呼び寄せマシーン。逆風時の恩恵は現状デメリットが(ほぼ)ないといえるので、忖度することなく使っていこう。




空閃→4-8 2/1(全萌芽で3/2)はほぼシュートで強いが、櫂棹のデッキではちょっと積む枠がなさそう感がある。

打擲→メグミの主力打点。掌展開後の1発目は必然的に4-5 4/3とかいうお化けカードになる。

殻打ち→生育を乗せたいハツミの付与はなさそ〜とか思っていたが、中距離ミラーで羅針盤に乗せると相手はイヤな顔をするというのを聞いてなるほどってなった。それに3-5 2/1は普通に優秀なスタッツをしている。

棹穿ち→よっぽど相手オーラを剥がしつつ下がれる強力なカード。海嘯くんにライバル視されているが、ぜひこちらを採用したい。掌展開中は2/2間合へ、とかいうステップ対応攻撃としてはこの上なく強力なカードになる。



葦→さらりと間合4−5に入れるカードでもあるし、クリンチへの対抗手段でもある。納1と生育1を両方種結晶で収めれば、一気に間合を3つ下げることが可能。

鳳仙花→ミオビキの畏縮させる効果と鳳仙花の破棄時に畏縮させる効果はかぶりやすいので、できるだけ無駄が生まれないよう注意して運用したい。

野茨→逆風でペッて貼ると、次の順風の機会まで後ろの間合をキープしやすいので良い。だが、逆風を凌ぐ目的ならば全力枠は準備万端にゆずることが多いと思われる。



因果律の根→果実デッキなら使うかもしれないが、単なる攻撃切札として見るとどうしてもオヨギビの方が明確に強いため、そちらを採用したいというふうになる。

可能性の枝→生育3で使用した掌展開中に対応で使うとオーラ2軽減がつくだけでなく3/2を飛ばせる。種結晶が付与札に乗っているという特定の条件の下では、けっこうパワーのある攻撃になる。

結末の果実→ハツミ側には果実に貢献できる付与札がなく、やるとしたらメグミ単体でできるものに留まってしまう。櫂棹でやる意味があるかと言われると「ないですね…」ってなる。かなしいね。

瀧河希の掌→切札であるイサナ海域やオヨギビ砲火を強化できる点も櫂棹の強いポイントのひとつ。生育2〜3くらいで展開したい。




の構築例 中距離ビートダウン



水雷球、水流、強酸、打擲、棹穿ち、葦、鳳仙花
オヨギビ砲火、ミオビキ航路、瀧河希の掌

取り扱い説明

間合4-5帯でのビートダウンでライフを取っていく構築。
順風時に葦(生育1)で後退して、打擲や水流の3/2を主軸に連撃で攻める。
葦や棹穿ち、逆風水雷球により間合5をしっかり踏めるため、強酸やオヨギビ砲火も無理なく打てる。
ミオビキや鳳仙花で畏縮を押し付けつつ戦って、リソース面でもアドバンテージを取っていく。
掌は生育2〜3で展開するのが目安。2T目(相手ターン)では鳳仙花か対応棹穿ちのどちらかに乗せていく。




■スペシャルサンクス/参考ブログリンク

この記事を書くに当たって、かのーぷすさんから櫂棹に関する知見の個別レクチャーをいただきました。ありがとうございます。


このブログでは「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。
URL:https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

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