【ふるよにデッキ辞書5-11】忍騎(オボロ・サリヤ)

※この記事は「ふるよにデッキ辞書」の3-5「忍騎(オボロ・サリヤ)」のページです。
※この記事はシーズン7-2の時点で書いたものになります。(2022.9.11にアップ)



について

良い点

①相手の戦術やゲーム展開に対する対応力が高く、柔軟な戦いが可能
Julia's BlackBoxによるTransformの選択肢があるため、相手がとる戦術やゲームの進行に応じた変形を選ぶことができる。展開が枝分かれする桜花決闘に合わせる力があると言える。

②設置と騎動により、効率のよい動きが可能
忍騎を握る上でやはり魅力なのは設置準備による効率のよい基本動作と攻撃しながら間合操作ができる騎動。前進・纏い・宿しに割くリソースを設置準備しつつ行えるのは無駄がなく、騎動により間合を合わせながらオボロの攻撃に繋げられるのも良い点。

③設置とBeta-Edge等の追加基本動作との相性が抜群
オボロとサリヤのペアで語るべきは、設置準備をしながら追加基本動作ができる点。例えば、手札(影菱や鋼糸、誘導など)を伏せながらBeta-Edgeが飛ばせるのは動きとして無駄もなく強い。

悪い点

①使いやすい大型切札攻撃がなく、打点が細くなりがちで決定力に欠ける
オボロの大型切札攻撃といえば熊介だが、これは忍騎の組み合わせでは比較的当てる工夫ができるとはいえ、相手が適切なケアをできたりステップ対応を持っているだけで格段に当てにくくなるため計算には入れにくい。ほかを見てもゲームを決められるような切札はなく、バフを乗せられるような補助カードもないため、大きなリーサルは狙えないというのはひとつデメリットといえる。

②大きくリードを許すと巻き返しが難しい
上記のマイナス面に関連する事柄だが、決定力に欠けるということは大きな逆転が難しいということである。序盤中盤にライフ差を大きくつけられてしまうと、巻き返すことがとても難しくなり、シビアなゲームになりがちである。




における各カード寸評


鋼糸
→優秀な3-4 2/2。このカードの圧により、諸々の2/1攻撃がライフに通りやすい。相手オーラが2ならば、鋼糸の圧でAlpha-Edge1/1までもがライフに通ったりもする。

影菱
→なんか色々凄いことが書いてある。使えるならば設置から使っていきたいが、しっかりケアしてくる相手には時には表で振って対応不可2/1として使うのもナシではない。影菱を伏せていて間合2で返ってきて、相手手札に対応札がありそうな状態ならば、アグロ再構成してそのカードを伏せさせに行くのも視野に入るだろう。

斬撃乱舞
→火力不足を補う目的で入れることがある。スチカンとどっちかにしましょう。



忍歩
→相手が積んでいると、「ちゃんと入れてる!えらいなー」っていう感想が出がち。鋼糸影菱忍歩を搭載しておくと、影菱を設置からでなく表で振っても鋼糸を当てやすいので、まぁ許せるかなという気持ちになる。

誘導
→ステップ対応として使おうとすると、相手がケアしてオーラ5をキープしてきたりする。どちらかと言うと対応不可オーラ1剥がしとして運用することが多い。相手がオーラ3以下で返してきたら設置誘導スチカンとか当てましょう。

分身の術
→2連発して嬉しいカードはサリヤにはないのだ…。


生体活性
→あかさき式忍騎でJulia's BlackBoxを再起させて複数回変形するのめっちゃ好き。問題は隙を上手く守れるかなのだが…?





熊介
→間合3から騎動前進、ってすると、相手は前ステップや1離脱1後退しないと熊介に当たるため、なんやかんやでケアを強いることができる。他の組み合わせに比べるとそうした当てる工夫ができるので、忍騎の熊介はまだ狙っていいほうかも。

鳶影
→万能対応。伏せてあるBurning SteamやWaving Edgeを鳶影から使用することで、攻撃しつつ騎動によりステップ対応できる。鳶影影菱ももちろん強い。

虚魚
→忍騎の虚魚、使ったことないからワカラナイ…。間合2で返ってくる対面なら機能したり…ワンチャンしますか…???

壬蔓
→みかAlpha構築では速攻で打点になるし、あかさき式では宿すヒマがない中でフレア供給として複数回使うことになる。けっこう頼れる。





Burning Steam
→間合3から打って起動前進して返すと、次のターンは間合3−4で返って来やすく、熊介を比較的当てやすいというのは覚えておきたい。

Waving Edge
→間合2から打って騎動前進して返すと、次のターンは間合2か3で返されやすく、設置影菱or設置鋼糸を当てやすい。

Shield Charge
→扱いとしては1燃焼で3/2という一番強い全力でない通常攻撃札という位置づけ。採用するならば勝負を決める場面まで温存して使えるようにしたい。

Steam Cannon
→設置誘導からスチカンで、オーラ3で返してきた相手のライフを3点取れるの楽しい。忍騎のこの動きをケアするにはオーラ4を構える必要あり。



Stunt
→速攻構築で使うことがある。オーラを空けてすばやく前に出て、初動から叩きたいときに使おう。

Roaring
→先手初手Roaringはサリヤの挨拶。初動のリソースを奪いつつ安定して燃焼できるため、箱やオメバとセットで採用することが多い。

Turbo Switch
→万能対応札。このカード1枚があるために三拾一捨でサリヤをBANされることがままある。生体活性採用時は、その隙を守るキーカードでもある。




Alpha-Edge
→騎動についてくる1/1。火力補助として騎動攻撃と併せて使っていく。

Omega-Burst
→便利な切札対応。なのだけれど、予めうまく燃焼しておかないとほしい時に使えないことが多い。騎動の燃焼にはタイムラグがあるのでその点には注意。

Thallya's Masterpiece
→Alphaオメバ箱が強すぎてなかなか採用されない印象だが、個人的には一種のメタカードだと思っている。例えばハガネに対して間合5を常にキープするのに使ったり、相手の得意間合から縦横無尽に逃げるのに使う。

Julia's BlackBox
→忍騎では追加基本動作でカードを伏せても腐らないため、相性が抜群に良い。





Form:YAKSHA/Form:NAGA/Form:GARUDA
→YAKSHAは全てのカードがBeta-Edgeになるため、構築例③のような思い切ったカード採用も可能になる。基本的にYAKSHAが火力が高くなるため優先したいが、NAGAになるパターンとしては、相手の大型切札による連撃を防ぎたい場合にフレアを落とすことで対処したい時(例:薙対面)や、こちらからの通常札による火力がとりづらい相手(例:扇、兜対面)にGamma-Rayによる再構成ダメージを狙う時などがある。ただし慣れないうちはYAKSHAで良い(うまぶってNAGAやGARUDAになると後悔しがち)。GARUDAは多段階変形の2手目として有力。


の構築例①設置YAKSHAビート

鋼糸、影菱、斬撃乱舞、Burning Steam、Waving Edge、Shield Charge、Turbo Switch
Alpha-Edge、Omega-Burst、Julia's BlackBox


簡易トリセツ

基本的には赤札構築。Julia's BlackBoxの変形先としてはYAKSHAを想定。
追加基本動作Beta-Edgeにより、カードを伏せつつ攻撃できるため、設置とBetaの相性が良い。

急いで変形する理由はないので、RoaringではなくWaving Edgeを採用している。


の構築例②みかAlpha速攻


鋼糸、影菱、忍歩、誘導、Burning Steam、Waving Edge、Shield Charge
壬蔓、Alpha-Edge、Omega-Burst


簡易トリセツ

序盤から切札の1/1を絡めて攻めていく速攻構築。

流れとしては、1T目前進から、2T目に間合7に入り壬蔓1/1Alpha1/1をオーラに当て、相手に前に出てもらう。

3T目に間合5から前進して間合4、バニ2/1騎動前進、間合3へ、Alpha1/1、鋼糸2/2、前進、間合2からウェビ3/1、騎動前進間合1、Alpha-Edge1/1、シルチャ3/2間合へ、というのが理想ムーブ。
そのため3T目にバニウェビシルチャ鋼糸が揃うようにしたい。
2/1・1/1・2/2・3/1・1/1・3/2と打っていくため、相手がベストな受け方(鋼糸シルチャをオーラ受け)をしたとしても、ライフ4点を序盤から削れることになる。

その後は適切なライフ受けからオメバで回復しつつ、手札を揃えて2回めの連撃を行なって削り切ることを目指す。


入れ替え案

相手のオーラを大きく削れる構築なため、忍歩を斬撃乱舞に変えると刺さる場合も多い。


の構築例③あかさき式忍騎


影菱、誘導、生体活性、Shield Charge、Steam Cannon、Roaring、Turbo Switch
壬蔓、Omega-Burst、Julia's BlackBox


簡易トリセツ

あかさきさん考案の、サリヤオリジンによる多段階変形構築。上級者向けデッキです。

個人的に大好きでお世話になった構築なため思い入れがあります。

上級者向けなのにデッキ入門者の頃からうまぶって使っていたの許してください

詳しくは参考ブログリンクに記載の「あかさき式忍騎」を参照。


生体活性の隙を守って、Julia's BlackBoxの2回め使用を行なって戦う。

初手ロア2前進の際に誘導を伏せて、相手がオーラ3以下で返してきたらアグロ再構成設置誘導からオーラを剥いでSteam Cannonをライフに通していく。(オーラ4以上だったら普通にSteam Cannonを打つ)
適当な攻撃にターボを合わせて、再構成生体活性展開からYAKSHAになる。

YAKSHAの畏縮や1ドロー、Turbo Switchなどで生体活性の隙を守れたら、Julia's BlackBoxを再起させて再使用、今度はGARUDAになる。

そうすることでほぼどの間合でも戦えるため、前で戦うか後ろで戦うかは対面に応じて選択しよう。


の構築例④騎動熊介

鋼糸、影菱、斬撃乱舞、忍歩、Burning Steam、Waving Edge、Stunt
熊介、鳶影、Omega-Burst


簡易トリセツ

せっかく熊介を当てる工夫ができるペアなのだから構築例に書かなきゃいけないよなあ!という気持ちで書きます。

間合3から騎動前進することで、特別なステップカードや相手の1離脱1後退がなければ間合3−4が約束されるので、熊介を当てやすいよねという立ち回り。

鳶影は消去法で入れましたが、リーサル時に打点になるだけでなく、バニorウェビを伏せ札に仕込んでおけばステップ回避も可能です。


■スペシャルサンクス/参考ブログリンク

この記事を書くに当たって、あかさきさんから忍騎に関する知見の個別レクチャーをいただきました。ありがとうございます。

※参考ブログには過去のシーズンに準拠したページも含まれます。情報はご自身で取捨選択することをお願いします。

【ふるよに】サリヤデッキ集その3 忍騎(東風夜さん)
どっしり構える決闘を-ふるよに構築記事「忍騎」(えりんさん)
【ふるよに】初見殺し率90%!(当社調べ) 翼を授かる†あかさき式忍騎†【デッキ紹介】(あかさきさん)


このブログでは「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。
URL:https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html

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