【ふるよにデッキ辞書2-5】薙忍(サイネ・オボロ)

※この記事は「ふるよにデッキ辞書」の2-5「薙忍(サイネ・オボロ)」のページです。
※この記事はシーズン7-2の時点で書いたものになります。
(2022.10.18から執筆開始、2022.10.25にアップ)



について

長所

相性補完性が良い
サイネの攻撃間合に入るための離脱後退リソースを設置準備で補い、またオボロの大技不足という弱点を律動弧戟や八相八方振りで補える。互いの弱点をカバーし合える良さがある。
また、設置攻撃のケアで間合5で返してくる相手に対して、サイネの攻撃で打点を確保できる点でも相性が良い。
さらに、近距離に潜り込まれた場合でも設置攻撃や石突で打点が取れるため、無理に間合い操作をする必要がないペアである。

上振れた時の火力が高く、ライフプランが立てやすい
設置鋼糸2/2→トップ鋼糸2/2→響鳴共振オーラ2剥がし→前進、八相八方振り2/1を二発、律動弧戟1/1、1/1、2/2…などが最大打点のパターンの1つ。設置鋼糸を起点としたときに、引きによっては非常に高い火力を実現できる点が強い。
また、壬蔓と律動弧戟で5オーラを剥がせるため、引きが悪くても4〜5点のリーサルを安定して狙うことができる。

サイネの優秀な切札とオボロの壬蔓の相性が良い
壬蔓のおかげで早い段階で大型切札を構えることができる。(例:フレア6の律動弧戟)
そのため、相手の甘えたオーラ受けやしゃがみを序盤から咎めやすい。
また、音無砕氷を複数回使用した後のフレア不足を壬蔓で補えるので、律動弧戟を絡めたリーサルの筋が消えにくいのも良い。

短所・注意点

遠距離レンジロックに弱い
序盤〜中盤の打点が薙斬りと設置攻撃に頼り切りなため、設置攻撃が当たらない間合を無理なく維持できる相手には火力負けしてしまう。
また、設置攻撃を活かせないとオボロの持つAPの優位性も失われてしまう。
前進札もなく、中距離で振れる攻撃札は薙斬り・八方振り・鋼糸の3枚しかないため、リーサル時の火力も落ちてしまう。

間合0のクリンチが苦手
対ユキヒやハガネ等で考えられる、間合0に入られる戦法をとられると脆い場合がある。そうした場合は忍歩や衝音晶を抜かり無く入れて後退力を持っておきたいところ。

律動弧戟以外に強い主張を持った切札が無い
律動弧戟が通じにくい相手(例:円環輪廻旋持ちのライラ等)に対しては、長所であるリーサル火力の高さを押し付けることができない。薙斬りと設置攻撃だけでは相手のライフ10点を削り切ることはできないため、押し切られやすい。

鳶影の弾が少なく、構築が固まりがち
薙忍の長所を活かすには、攻撃札5枚(薙斬り八方振り石突鋼糸影菱)の採用優先度が非常に高く、優秀な全力札も2枚持っている(無音壁、斬撃乱舞)。そのため、対応鳶影で相手のリーサルを回避できるような通常札を採用しようとすると、デッキ全体のカードパワーが下がってしまう。

後手有利なペアである
短所というよりは特徴であるが、薙忍は後手のほうが強い。そのため、先手後手の違いで1巡目の動きが変わりやすい。


戦術ブレスト

思いつく限りの戦術を書いていきます。玉石混淆です。
薙忍にできるいい戦術が他にもあったらぜひ教えてください。

・中距離ビートダウン
・衝音晶or設置鋼糸オーラ受け→斬撃乱舞4/3
・間合2-3から衝音晶で確実に間合3-4へ→熊介へ
・鳶影見切りで確実な両ステップ
・鳶影影菱で確実なダメージ&ハンデス
・クリンチして誘導で相手のオーラを剥がすことで、果て果てが受からない盤面を作ることができる。
・生体活性の納をオーラから払い、八相八方振りに繋げる(レンジロック対面で使うことがある)



の構築例①中距離ビートダウン



八方振り、薙斬り、石突、衝音晶、鋼糸、影菱、忍歩
律動弧戟、響鳴共振、音無砕氷

簡易トリセツ

中距離の使いやすい攻撃札を中心に後退カードも入れた構築です。
設置鋼糸or影菱から攻撃札をまとめて叩くことでリーサルを狙います。
相手ターンに対応衝音晶をしておいてから再構成設置攻撃を叩き、ドローすることでオーラをかなり剥いだ状態から連撃を仕掛けることができるのが強みです。

入れ替え案

攻防を1枚で叶える音無砕氷を採用していますが、壬蔓に変更することで早い段階で響共りっこを用意することができます。



の構築例②八相コン設置ビート


八方振り、薙斬り、石突、見切り、無音壁、鋼糸、影菱
律動弧戟、音無砕氷、壬蔓

簡易トリセツ
音無砕氷を複数回使用し、無音壁やその他の対応札と合わせてロングゲームに持ち込み、設置攻撃を複数回当ててリードを取る構築です。
壬蔓の攻撃後効果でフレアを増やせるため、律動弧戟のフレアを得つつ2回程度は無理なく音無砕氷を使用することができます。
気軽に対応を切れるため、オーラ受けからの八相石突+八相八方振りを序盤から積極的に狙っていきましょう。

入れ替え案
間合1以下に着地して設置をケアしてくる相手には、見切りを抜いて衝音晶または忍歩を入れましょう。


の構築例③クリンチワンショット構築


八方振り、薙斬り、石突、鋼糸、影菱、誘導、生体活性
律動弧戟、響鳴共振、壬蔓

簡易トリセツ
1巡目の薙斬りと設置影菱などで相手のライフを5〜6まで削り、クリンチしながら機を伺い、手札とフレアを整えてからリーサルを取る構築です。
2巡目以降は八方振り・鋼糸は伏せずに手札にキープします。
設置から生体活性(納はオーラから支払う)を使うことで、山札のリーサルに関与しないカードを取り除きながら、オーラ5から一気に八相状態に移って強い攻撃を振ることができます。

入れ替え案
ダストが枯れる展開になりそうで、かつ相手が切札攻撃を採用しそうな組み合わせであれば、氷雨細音の果ての果てが有効です。



■スペシャルサンクス/参考・関連ブログリンク

この記事を書くに当たって、もっちさんから薙忍に関する知見の個別レクチャーをいただきました。ありがとうございます。

※参考・関連ブログには過去のシーズンに準拠したページも含まれる場合があります。情報はご自身で取捨選択することをお願いします。
※参考ブログは執筆者名の五十音順で並べています。



このブログでは「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。

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