【ふるよにデッキ辞書3-14】銃旗(ヒミカ・ホノカ)

※この記事は「ふるよにデッキ辞書」の3-14「銃旗(ヒミカ・ホノカ)」のページです。
※この記事はシーズン8のカード情報を基に書いています。(2022.12.6から執筆開始、12.8にアップ)



について

長所

突撃霊式のために後退力が必要なホノカに、ヒミカの後退力が加わり相性が良い
いったん間合2-3まで詰めてから守護霊式を打って突撃霊式に開花すると、間合5まで下がり直すのは通常であればけっこうしんどい。しかしヒミカと組み合わせることでそこが解決できる。バックステップやヴァーミリオンフィールドといった強力な後退札により間合5に戻れるため、突撃霊式を含んだ強力な連撃に繋げやすい。

強みの方向性が似ていつつ、デッキ構築の幅が広い
精霊式⇔シュート、突撃霊式この旗⇔マグナムラピッド、桜の翅⇔ヴァミバクステなど、ある程度カードプールに互換性があるのでその点でも相性が良い。強みの方向性が似ていると言える。
そうでありながら、指揮/桜吹雪/幕開けや、スカイマ/バクドラ/クリゼロなど、それぞれのメガミ特有のカードもあるため、デッキ構築に幅を持たせやすく、相手の二柱に合わせたデッキ構築が行いやすい。

序盤のヒミカの間合で打てる攻撃札「精霊式」の存在
1巡目2ターン目の連火攻撃をしたい場合は、基本的にはシュート・マグナムカノン・レッドバレット辺りからラピッドファイアにつなげる形で、ヒミカのカードを多く含む必要がある。しかしホノカには「精霊式」という2-8で振れる攻撃カードがある。精霊式を2枚め以内に含めることができ、連火のパーツになる。精霊式、シュート、マグナム、ラピッドの4枚をまとめて振ることで、相手のオーラ5点の上からライフ3点を取れるのが強みとして大きい。
また、精霊式の採用により、ライフをダストに送らなければならない「マグナムカノン」を抜くことを検討できるのもよい。

バックステップや開花などにより、山札の偶奇を合わせやすい
通常であれば引ききるために山札は偶数であることが望ましいとされるが、銃旗に関して言えば山札が奇数でも調節できる手段が豊富にある。バックステップの1ドローや開花により山札の底に開花先のカードを送る効果などで奇数を偶数にできる。これの良い点は「手札に2枚抱えながら5枚再構成を許容できる」ということで、手札を貯めやすく次ターン以降の連撃に繋げやすい。

連火バックドラフトの対象が豊富
連火バクドラの、『このターンにあなたが次に行う他のメガミによるオーラへのダメージが「-」でない《攻撃》を+1/+1する。』という強力なテキストの乗せ先として、守護霊式3/2、突撃霊式(対応不可)4/3、桜吹雪3/2、指揮(対応不可)2/2、この旗の名の下に4/3といったものが挙げられる。特にこの旗4/3に関しては、付与札を指定できる場合、ライフに通ればフレア3点を剥奪できるのは非常に大きい。
畏縮を付けつつ攻撃強化できるバックドラフトを活かせるカードが多いのはメリットだと言える。

短所・注意点

ハンデス戦法が特に苦手
手札を揃えてから一気に叩きたい銃旗の戦法としては、シンラやハガネなどが苦手。手札を落としてくる相手に対する立ち回りに注意が必要となる。
また、手札に毒を抱えさせることで連撃を防いでくるチカゲも苦手。
銃寄せの場合、遠距離攻撃に対し軽めの対応札を打てるメガミに関しても、連撃の火力を下げられることでリーサルプランが狂うので苦手寄り。(サイネ、ミズキ等)

守護霊式を対策されるとかなり打点が下がる
突撃霊式を用意して間合5でリーサルを一気に取ることが主張の場合、守護霊式からの開花に失敗すると動きが大きく歪んでしまう。ステップ対応や打消しなどの相手の対応に充分注意して、可能な限り対応で打つ、必要なら追い風を積むなどといったケアを怠らないようにしたい。


の構築例①往復ビートダウン


シュート、ラピッドファイア、バックステップ、バックドラフト、精霊式、桜吹雪、指揮
レッドバレット、この旗の名の下に、満天の花道で

簡易トリセツ

マリガンでは、2ターン目にシュート、ラピッド、精霊式を揃えられることが必要です。
バックステップは開花した守護霊式を確実に引いて持ち越せるようにするために、3ターン目に用意できるといいです。

(動き例)先手の場合

1ターン目は伏せ1宿しエンド。伏せるのは指揮あたりになると思います。

2ターン目に、精霊式(開花、守護霊式へ、デッキボトムへ)、シュート、連火ラピッドでオーラ4点とライフ1点を取ります。序盤のヒミカにしては物足りないかもしれませんが、マグナムカノンを採用していないのと、レッドバレットを隠しているためこういう形になります。相手に余計なフレアを早々に渡していないのも重要です。

3ターン目はバックステップで1ドロー1離脱。間合は遠ざけてしまいますが、守護霊式を手札に抱えて再構成することを優先します。守護霊式1枚とバックドラフトor桜吹雪のどちらかを抱えて再構成。

2巡目に入るにあたって6枚ではなく5枚再構成する意味としては、守護霊式による開花で偶数にすることを見越しているというものがあります。偶数になることでバックステップが引けないということがなくなるのは重要です。特に3巡目は手札を用意しつつ間合5に戻る手段としてバックステップはキーカードになります。

2巡目では守護霊式を外すとリーサルに入るまでの動きが歪んでしまうので、慎重になりたいところです。相手のステップ対応や打消に注意したいところです。可能なら相手の適正距離2-3の攻撃に対応守護霊式を合わせるのがベストでしょう。2巡目では基本動作で宿しを3回程度行い、花道とこの旗のフレアを用意することも重要です。

無事突撃霊式に開花できたら、バックステップと突撃霊式を手札に抱えて集中1を保ちながら奇数再構成。
バックステップ、突撃霊式、ほか2枚が手札にある状態で、山札は3枚です。
ここでバックドラフトが引けていればリーサルに向かってもいいですが、引けていなければもう1ターン我慢するべきです。

ここからはバックステップ、突撃霊式、バックドラフトを用意できていることを前提に話を進めます。
仮に間合2として、集中力2で離脱後退からバックステップで1ドロー。これで間合5、突撃霊式とバックドラフトに加えて2枚のカードと切札2枚(この旗、花道)を用意できている形です。
確実に満天の花道で(指揮でも可、必要ダストは3と同じです)を展開することで、バクドラを連火で使えます。乗せる対象は、相手の対応がなさそうならばこの旗を4/3にして花道or指揮に乗せる、切札に対処できる強力な対応があるならば突撃霊式を4/3にするのがよいでしょう。
打つ順番は突撃霊式3/2→連火バクドラこの旗4/3、とすると、この旗がライフに通りやすいです。
また、4/3、3/2、2/1よりも3/2、3/2、3/2のほうがライフ1点ぶん取れて強いため、桜吹雪を用意できているならばそれに乗せるのもOKです。相手の対応次第ですがここはパズルなので、いろいろ考えたいところです。
押し込みでレッドバレット3/1を当てて勝てるならこれも当てましょう。

突撃霊式の開花はゲームが続きそうならば、状況に合わせて考えましょう。
開花しなくてもいいのですが、神霊ヲウカにすれば「前に出るならヲウカを打つし間合5以遠なら連火ラピッドを喰らえ」という主張ができます。どちらかといえばヲウカのほうが動きが簡単になるのでおすすめされます。

入れ替え案

入れ替え候補としては
・ステップ対応への対策として「指揮」を「追い風」にする
・「満天の花道で」を自由枠として、後退力担保ならば「ヴァーミリオンフィールド」、3巡目のリーサルを待たずに無理やり引けるようにするなら「スカーレットイマジン」にする
などが考えられます。


の構築例②銃寄せ銃旗(往復ツーショット構築)



シュート、ラピッドファイア、マグナムカノン、バックステップ、バックドラフト、精霊式、桜の翅
レッドバレット、スカーレットイマジン、(自由枠:クリムゾンゼロorこの旗の名の下に)

簡易トリセツ

1巡目に連撃で2〜3点+レッドバレット1点+再構成1〜2点+リーサル時に5点、という得点計画になります。

①1ターン目は1宿し
桜の翅かバックドラフトを伏せます。場合によってはシュートになるかも
前進ではなく宿す理由についてですが、これは1前進した場合、相手が返しで1後退を選択すると間合8まで行くのに苦労するためです。

②2〜3ターン目の連撃で、ライフ2〜3点を取りに行く
バックステップ(1ドローのみ)→マグナム3/2→シュート2/1→連火ラピッド3/2→精霊式1/1(開花、守護霊式へ、デッキボトムに)、の流れでオーラ4点ライフ3点を取ります。
マリガンの時点で2ターン目or3ターン目のどちらで連撃するのかを決めておきます。
可能ならば2ターン目で動きたいところですが、ここは先手後手と相手のメガミ次第です。

2ターン目で連撃する場合
⇒バックステップ込みで6枚引くため、ボトムに桜の翅orバックドラフトを埋めておきたいです。
3ターン目で連撃する場合
⇒底にマグラピシュート精霊式のうち2枚を置いておきたいです。

③必要ならば次のターンに積極的にアグロ再構成をして、上振れを狙う
守護霊式がボトムにあることで、山札が2枚になってはいますが、大抵は桜の翅またはバックドラフトと守護霊式なので、引いても旨味は少ないです。
この時点では間合2-3には入れないことが多く、守護霊式が打てません。
そこでライフが取れそうならば、レッドバレット・バックステップを絡めてラピッド3/2が打てると強いので、積極的に狙っていきます。

④リーサル圏内に入るまで手札を整える
フレアが再構成込みで7〜8ある状態で、バックステップを含んだハンド2枚の再構成に持っていきます。
次の連撃でゲームを決めるので、③以降の散発的な攻撃は不要ですが、守護霊式を突撃霊式に開花できているとよいでしょう。

⑤最後に5点確定でゲームセット
(1)クリムゾンゼロが当たる相手に
間合2でクリムゾンゼロ2/2両ダメージ→離脱orバックステップ→桜の翅→バクドラ突撃霊式4/3、で確定5点
(2)クリムゾンゼロが当たらない相手に(後ろステップ持ち等)
中距離での3/2連撃を狙います。以下の流れでどこかに対応を合わせられても、4〜5点は取れるはずです。
間合2から、離脱桜の翅→この旗3/2→(バクドラ)突撃霊式3/2(or4/3)→マグナム3/2→後退ラピッド3/2、の連撃


の構築例③旗寄せ銃旗(ビートダウン構築)


シュート、フルバースト、バックステップ、バックドラフト、精霊式、桜吹雪、指揮
クリムゾンゼロ、この旗の名の下に、四季はまた廻り来る

簡易トリセツ

フルバースト1点
桜吹雪、守護霊式、シュートで1〜2点
クリムゾンゼロで2点
神霊ヲウカで3点
再構成で2〜3点、合計10点の得点計画です。

動きがおおよそ決まっている銃寄せと比べると、アドリブ要素が多めのデッキになっています。
フルバーストやバクドラ指揮2/2+1/1・クリゼロなど、相手のオーラを剥がす攻撃を多く振って、最終的にヲウカをオーラ受けできない状態に追い込む(もしくはオーラ受けするための纏いを強要する)プランです。

ポイントは3点。

①しきめぐを積極的に打ち、早めにヲウカを作っていく
相手に4オーラ構えさせる圧を早めに出します。

②クリムゾンゼロはリーサルターンまでとっておかない
打てるときに打って相手のオーラを剥がしつつライフダメージを取るのに使います

③相手が3オーラ以下で返したところにヲウカ直撃を狙う
なお、ヲウカをケアして間合5で返してきたらフルバーストを当てましょう。

入れ替え案

クリムゾンゼロが当たらない相手には、スカーレットイマジン、レッドバレット、胸に想いをなどが入れ替え候補です。



■スペシャルサンクス/参考・関連ブログリンク

この記事を書くに当たって、あどみぬすさんから銃旗に関する知見の個別レクチャーをいただきました。ありがとうございます。

※参考・関連ブログには過去のシーズンに準拠したページも含まれる場合があります。情報はご自身で取捨選択することをお願いします。
※参考・関連ブログは執筆者名の五十音順で並べています。

このブログでは「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。

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