【ふるよにデッキ辞書6-11】傘騎(ユキヒ・サリヤ)

※この記事は「ふるよにデッキ辞書」の6-11「傘騎(ユキヒ・サリヤ)」のページです。
※この記事はシーズン8のカード情報を基に書いています。(2023.1.22から執筆開始、同日にアップ)


について

ひとことエピソード

S7-2までは、ユキヒもサリヤもどちらかというと補助に長けたメガミだと認識していました。
「ふりはらい」や騎動により、相方の間合に合わせる動きができるからです。
そのため、傘騎はサポート性能のある2柱が組み合わさるだけで、そこまで大きなコンボやシナジーは見られなかったため、それまでは注目していないペアでした。

ですが、S8に入り「はらりゆき」が大幅なアッパーを貰った(適正距離が3-6となり、攻撃後に集中力が1もらえるようになった)ことで、大きく認識が変わりました。
傘騎は相当強力な二柱として使えると思います。詳しくは長所や構築例の欄で。


長所

「はらりゆき」による集中力+1と、Beta-Edge等との相性がとてもよい
特筆すべきははらりゆき3/1を飛ばしたあとの「集中力+1」です。これは中距離におけるユキヒの選択肢を増やすためのものという趣旨の説明がカード改訂時にBakaFireさんによってなされました。(詳しくは公式ブログの該当ページを参照のこと)
これに関しては当然といえば当然ですが、その湧いた集中力を追加基本動作Beta-Edgeに回せる点で相性が良いです。他にもRoaringの集中力消費での造花3回復(下の効果)にも使えたりと、傘騎において「はらりゆき」の集中+1は嬉しい側面が多いといえます。

トップクラスの間合操作能力
むしろこちらがユキヒとサリヤの真骨頂ですが、「ふりはらい/たぐりよせ」や各種騎動手段を持つ傘騎は全ペアを見てもトップクラスの縦横無尽な間合操作能力を持つと言えます。お互いがお互いのやりたいことをサポートし合える良いペアです。

「ふりはらい」とBeta-Edgeとの相性が良い
Beta-Edgeは2,4,6,8 2/1の攻撃ですが、騎動直後に間合が奇数になってからでも2-5の範囲であれば「ふりはらい」で1/1を飛ばしつつ、さらに間合を1ずらせるので2発目のBeta-Edgeに繋げられます。

「Stunt」で「はらりゆき」のフレアを即座に用意できる
はらりゆきの消費は2と軽めで、元々無理なく用意できるものですが、Stuntによりすぐに2フレアを用意できるのも良い点です。元々の自フレア2から、 
はらりゆき→しこみび→くるりみ→Stunt→はらりゆき
といった連打も可能になります。

3/1や2/1といった攻撃札が多く、赤札構築が強力
確実なクロック打点としての3/1や、受け方を迷わせる2/1の攻撃が多いのも特長です。1/1攻撃も多くリソースを確保しやすい傘騎相手に、軽率に3/1や2/1をオーラ受けすることはできないでしょう。攻撃札構成が強いビートダウンデッキを組めます。

サリヤが欲しい大型切札をユキヒが持つ
サリヤ最大の弱点の1つとして、「勝負を決めることができる大型切札がない」ということがあります。そこをユキヒの「ゆらりび」4/5が補えます。傘騎を相手取るプレイヤーからすると「ゆらりび」はどうしても意識せざるをえず、後退対応札を用意できるならば1枚は入れることを強要されます。また、ゆらりびの間合0へと入る手段として「たぐりよせ」だけでなく、ふりはらい→Waving Edge等によりアクセスの選択肢が多いのも強いです。


短所・注意点

互いがサポート性能が高いため、役割が一部かぶる
相手の間合へ持っていくための補助的なカードが多いので、役割が若干かぶるところは否めません。そこを良さとも見れますが、一応短所として書いておきます。

ゆらりびが効かない相手への選択肢が中距離ビートダウンくらいになる
「ゆらりび」への回答を用意できるトコヨ(詩舞や久遠持ち)やミズキ(天主八龍閣持ち)、または至近距離でやり合いにくいユキヒ(つきさしやゆらりび持ち)のミラーマッチになる場合は、選択肢としてゆらりび構築を外す必要があり、必然中距離ビートダウンになりそうです。



の構築例①中距離開閉ビートダウン



しこみばり/ふくみばり、しこみび/ねこだまし、ふりはらい/たぐりよせ、かさまわし、Burning Steam、Roaring、Turbo Switch
はらりゆき、Omega-Burst、Julia's BlackBox(→Form:YAKSHA)

簡易トリセツ

間合5-6でふわふわ戦う構築です。リソースがえげつないほど湧きます。

1巡目〜2巡目頭まではYAKSHAに変形することを目指して動きます。

先手なら初手ロアができるようにマリガン、後手なら2T目ロアでOKです。
ターボは3T目に相手の適当な攻撃に合わせて1燃焼1騎動できるようにして使いましょう。
バニも3T目には間合5で打てると思います、ここでバニの攻撃後効果で騎動できないとこのあとかなり苦しいので、「防壁」や後ろステップ対応には要注意です。

それから、フレア2はわりと容易できますから、打てるときに「はらりゆき」で3/1を振っていきます。なるべくその直後に「しこみび」で1/1を飛ばしつつ傘を開き、はらりゆき再起、かさまわしでダスト回収、その終了フェイズに傘を閉じて次のターンも中距離で攻撃を振る準備ができるとよいです。

良い形でJulia's BlackBoxによるYAKSHAへの変形ができたら、攻撃を振りながらなるべく相手の攻撃間合から遠ざかる形でターンを返します。攻撃しつつ間合操作をできるのが傘騎の強いところです。
回復できないときに造花0にしないのは鉄則ですが、はらりゆきのおかげで集中2になる場面はけっこう多いですので、Roaringで回復できるなら打ってしまっていいです。
絶え間ない攻撃で相手のライフやリソースをボロボロにしながら、こちらはOmega-BurstやTurbo Switch、傘の開閉の際のかさまわしによるリソ供給で守っていき、勝利を目指します。



の構築例②クリンチゆらりび構築


しこみばり/ふくみばり、ふりはらい/たぐりよせ、ふりまわし/つきさし、ひきあし/もぐりこみ、Burning Steam、Waving Edge、Turbo Switch
ゆらりび、Omega-Burst、Thallya's Masterpiece

簡易トリセツ

こちらは至近距離に思い切り寄せた構築になります。
間合0-1に入って「つきさし」を通しつつ手札を揃えて、「ゆらりび」圏内になったら無理やり通すことを目指します。

序盤はじわじわと中距離に出ながら、フレアを貯めていきます。
間合5-6近辺まで来たら、マスピを開けて基本動作による前進やBurning Steamでの騎動+マスピ起動、ふりはらい等で一気に間合を詰めていきます。

2巡目に「たぐりよせ」を準備できるように、早々に傘は開きっぱなしでOKです。たぐりよせを確実に当てて間合を0にし、「つきさし」を1発ヒットできるようにしましょう。つきさし-/2を通しつつ、手札と集中力を次のターンに揃えることができるのが強いです。

あとは相手が後ろに下がったらまた前に詰めてを繰り返し、相手ライフ5-6になるのをじんわり待って、時が来たら「ゆらりび」4/5を当ててフィニッシュです。
必ずしもライフに当たらなくても、オーラ4を剥がせたらその後に「ふくみばり」1/2で勝負を決めれるパターンもあります。リーサルを見逃さないように動きたいところです。


の構築例③ゆらりびシルチャ構築



しこみばり/ふくみばり、ふりはらい/たぐりよせ、ひきあし/もぐりこみ、Burning Steam、Waving Edge、Shield Charge、Stunt
ゆらりび、くるりみ、Alpha-Edge

ゆらりびシルチャ両採用型です。4/5と3/2を立て続けに食らったらひとたまりもないです。

燃焼計画としては、バニ1、ウェビ2、シルチャ1。残りの造花1はバニかウェビの燃焼のみ3/1で打ってOKです。
ゆらりびへのルートは、たぐりよせやWaving Edgeを隠しておいて、傘閉じ状態だったりふりはらい/たぐりよせが捨て札にある状態から間合2からWaving Edgeと自ターンくるりみで傘を開いてもぐりこみで間合0に入ったり、フレアが2〜3と足りなさそうに見せてStuntから一気に作ったりして奇襲したり、とかするのも面白いです。

ゆらりびがライフに通らなかったとしても、Shield Chargeをライフに通せたら充分という考えで採用しています。


の構築例④Stuntはらり構築



しこみばり/ふくみばり、ふりはらい/たぐりよせ、ひきあし/もぐりこみ、かさまわし、Waving Edge、Shield Charge、Stunt
はらりゆき、くるりみ、Omega-Burst

構築例③っぽく戦って、相手がゆらりびを受けるために残した4〜5のオーラをシルチャで剥がしつつ下がり、中距離でクロックを仕掛けます。
くるりみは基本的に奇襲用で使うことを考えています。

Stuntにより即座に2フレアを用意でき、はらりゆき連打と相性が良いのもポイントです。


■スペシャルサンクス/参考・関連ブログリンク

この記事を書くに当たって、いしとさんから傘騎に関する知見の個別レクチャーをいただきました。ありがとうございます。

※参考・関連ブログには過去のシーズンに準拠したページも含まれる場合があります。情報はご自身で取捨選択することをお願いします。
※参考・関連ブログは執筆者名の五十音順で並べています。

このブログでは「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から画像をお借りしています。 

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